実機で見たVAIO Phone Android 5.0が動く、シンプルなミドルレンジ機
20日に発売された「VAIO Phone」。基本的には日本通信が製造・販売を担当し、VAIOはデザイン面で監修をしたとされる。実機を入手したので、写真中心に見ていこう。
まずスペック的にはミドルレンジ級で、5型HD液晶(720×1280ドット)、CPUはSnapdragon 410(MSM8916)、2GBメモリー、16GBストレージ、13メガカメラなどとなっている。
スペック以上に快適でサクサクとした操作感だったのは、改良が進んだAndroid 5.0が、ほぼ素の状態で動作している点が大きいかもしれない。ちなみにNexus端末をのぞくと、国内ではほぼ初のAndroid 5.0スマホでもある。
端末の全体的な完成度を見ても、ミドルレンジ機としてはかなり高く、またほぼ黒一色のシンプルさには好感が持てた。
今回はVAIO Phone専用SIMとのセット販売が中心だが、端末自体はSIMフリー。ワイモバイル(ソフトバンク)のSIMでも、当たり前だが通信は可能だった。
税抜5万1000円という一括価格、SIMセットでオトクになる販売形態、“VAIOブランド”との組み合わせなど、ネガティブに受け止められる要素もあったが、それらを一旦横に置いて、あらためてミドルレンジ機として見ると十分魅力的な1台。全体の支払額や契約期間などを含めて検討するといいだろう。
「VAIO Phone VA-10J」の主なスペック | |
---|---|
ディスプレー | 5型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約71×141.5×7.95mm |
重量 | 約130g |
CPU | Snapdragon 410(MSM8916) 1.2GHz(クアッドコア) |
メモリー | 2GB |
ストレージ | 16GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大64GB) |
OS | Android 5.0 |
対応ネットワーク | FD-LTE:2.1GHz/1.8GHz/800MHz、W-CDMA:2.1GHz/800MHz |
無線LAN | IEEE802.11n(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:13メガ/イン:5メガ |
バッテリー容量 | 2500mAh(交換不可) |
NFC | × |
ワンセグ | × |
防水/防塵 | ×/× |
SIMサイズ | microSIM |
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