(公社)日本通信販売協会(JADMA)が26日発表した書籍購入の実態調査によると、過去1年間で書籍購入に利用したことがあるチャネルは、「リアル書店」が約74%、「ネット書店」が約45%となった。
同調査は全国の10~60代の男女1000人が対象のインターネット調査で、調査期間は2014年9月19日~9月22日。
年代別では、40代が「両書店」の利用率に差がなく、60代の「ネット書店」利用率は約40%で、10代の36%を上回った。通販利用度別では、通販ヘビーユーザーほど「ネット書店」の利用率が高いことが分かった。
書籍ジャンル別では、「リアル書店」ではライトノベルや小説、雑誌など、流行や旬の情報に関する書籍、「ネット書店」ではコミックス、趣味の本といった興味分野の深掘りに関する書籍の購入の際に多く利用されていた。また、「リアル書店」では初めて買う作家の本や好きな作家の最新刊などを購入し、「ネット書店」ではまとめ買い、中古などの購入が多いという傾向が見られた。