ポタフェス2014 第4回
平面駆動型ヘッドフォンのコンパクトモデル「PM-3」も投入予定
手帳のように上品で薄く、滑らかな音がするOPPOのポタアン「HA-2」
2014年12月21日 08時00分更新
ポタフェス2014が、ベルサール秋葉原で20日に開幕した。第6回を数えるイベント。 主催はポタフェス事務局。後援はオーディオショップe☆イヤホンを展開する株式会社タイムマシン。会期は21日まで。会場では161ブランド以上が参加、500種類以上のイヤフォン、ヘッドフォン関連製品の試聴ができる。入場料は無料だ。
手帳のような革張り、シックなOPPOのポタアン
高級BDプレーヤーでは押しも押されぬ高評価を得ているOPPO Digital。この夏には据え置きヘッドフォンアンプ「HA-1」、ヘッドフォン「PM-1」などで市場参入。こちらもまた高い評価を得ている。同社が次の策として計画しているのがポータブルアンプ、そしてより入手しやすい価格帯のヘッドフォンだ。参考展示という形で薄くて高い質感のヘッドフォンアンプ「HA-2」と、平面振動板を採用しながらコンパクトな「PM-3」の2モデルが公開された。
手帳のような革風のボディーはカバーのように取り外せない。金属筐体との組み合わせがなかなかスタイリッシュである。しかもこの薄さで、DACはESSの「ES9018K2M」を搭載し、DSD 11.2MHz、PCM 384kHz/32bitに対応するなど機能はかなり高い。本体にはmicro USBやライン入力を装備。カメラコネクションキットを介して、iOS機器とも接続できる。増幅部にはAB級のアンプを採用しているとのこと。バッテリー残量はLEDの表示数で直感的にわかる。
既存のPM-1、PM-2よりコンパクトになったPM-3との組み合わせでサウンドをチェックすると、ポータブル機器では珍しい、滑らかさとぬくもりがある。しかも情報量を損なっていない。価格との兼ね合いもあるが、既存モデルよりは低い価格帯を狙っているとのことで、2015年にこれまた面白い選択肢をOPPOが提供してくれそうだと期待できる製品に感じた。
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