広告のためだ。
ここ米国では、我々ユーザーにいつも十分な情報を与えられないものが2つある。プライバシーの侵害と取得だ。ツイッターは水曜、新たに「アプリグラフ(ユーザーの端末にインストールされたアプリのリスト)」を提供していくことを発表した。同社のサポートブログの投稿によると、ツイッターは今後、ユーザーが自分のスマートフォンにダウンロードするすべてのアプリを絶えず追跡していくという。
ツイッターは、ユーザーがスマートフォンに何をインストールするかだけをあくまで追跡し、アプリ内での行動までは追跡しないことを特に強調している。それらの情報はそれぞれのユーザーがツイッター経験上で何をクリックするだろうかというターゲット広告のためのより有効な情報となる。フェイスブックも同社の開発キットを使って作られたすべてのスマートフォンアプリを追跡しているが、今回はそれをツイッターが行うのだ。
またポスト・フェイスブック時代のあらゆるソーシャルネットワークと同様、あたかもそれがユーザーにとって役立ち価値あるサービスであるかのように、ツイッターは最新のプライバシーに関する説明を更新している(強調は追加)。
あなたのよりパーソナルなツイッター経験の構築のため、我々はあなたのモバイルデバイスにインストールされたアプリのリストを収集し時々更新します。これによって我々はあなたが興味を持つであろうテーラーメイドのコンテンツを提供できるのです。
ツイッターは、以下のようなアプリ追跡の利点をいくつか挙げている。最初の2つは、新規ユーザーには便利かもしれない。3番目の「プロモーションコンテンツ」は、広告主がツイッターに広告料を支払うことでユーザーのタイムラインにコンテンツを表示するもので、丁寧に説明されてはいるが要するにツイッター自身の収益が目的だ。
- 改善された同じ興味を持つ「フォローすべき人」の提案
- 特に興味をもつであろうと思われる、ツイートやアカウント、あるいは他のコンテンツのタイムラインへの追加
- あなたにより関連性の高いプロモーションコンテンツの表示
ツイッターのアプリ追跡はiOSは27日から、Androidも来週には開始される。ツイッターアプリの起動時、アプリがアカウントにアクセスし、広告用の追跡を設定する方法を説明する画面が表示される。
ツイッターは、ユーザーがこの通知を受け取るまで、アプリの追跡を開始しない。またユーザーがそれを見逃さない限り、この追跡を完全にオプトアウト(無効化)することは可能だ。さもなければ、ユーザーは自分の携帯にインストールされているCandy CrushやSpotifyアカウントと統合されたUberあたりのアプリに関連する広告をツイッターで見ることになるだろう。
トップ画像提供:Jason Howie
Helen A.S. Popkin
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※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちら