Macで許可されていない操作をしたり、ユーザーの入力が要求されるときなどに、短い音で再生されるサウンドを通知音(警告音)という。通知音の音量はもちろん変更できるのだが、メニューバーの音量スライダーを動かしたり、「F10」や「F11」キー(F1、F2などのキーを「ファンクションキー」に設定している場合は「fn」キーを同時に押す)で調節しようとすると、音楽や動画の音量まで変更されてしまう。
主音量とは別に通知音のボリュームを調整するには、「Shift」キーを押しながらメニューバーの音量スライダーをドラッグすればよい。音楽などを聴いているときに、大音量で通知音が鳴り驚いた経験のある人は、通知音のボリュームを調節してみよう。
過去にも「魔法のキー「option」をMacのメニューバーで活用しよう」でも紹介したように、「Option」キーを押しながらメニューバーの音量アイコンをクリックすると、出入力装置の切り替えなどもできるので、あわせてマスターしておきたい。
また音量を変更するときに、新しい音量が確認できるよう再生されるサウンドを「フィードバック音」と呼ぶ。どの程度のボリュームが出ているか分かるので便利だが、音楽などを再生しているときはうるさく感じることがある。
この場合も、「Shift」キーを押しながら音量キーを押すと、フィードバック音を出さずにボリューム調整ができるようになる。常時無音がよければ、「システム環境設定」で「音量を変更するときにフィードバックを再生」のチェックを外せばOK。この設定でフィードバック音が出したい場合は、逆に「Shift」キーを押せばいい。
どれも簡単なショートカットキーなので、今日から使えるお手軽Tipsのひとつとして覚えておきたい。