YouTuber(ユーチューバー)たちがその存在感を高めそうだ。YouTuberを専門にマネジメントするプロダクションとなるuuum(ウーム)は16日、戦略PR企業のブルーカレント・ジャパンとパートナーシップ提携を結んだ。
YouTuberとは、動画共有サービスのYouTube(ユーチューブ)でさまざまなオリジナル動画をアップすることを1つの活動としている人やグループ。YouTube上の広告から一定の割合を収入として得ることができる「YouTubeパートナープログラム」が一般向けに公開され始めた2011年4月ごろから、YouTuberが表れ始めたと言われる。
ネット動画での表現力に長けていることからネットユーザーに与える影響は大きく、企業のなかにはPR手法の1つとしてYouTubeに力を入れ、YouTuberに制作を依頼するケースも出てきた。uuumには、日本で著名なHIKAKIN(ヒカキン)など20名のYouTuberが所属し、そんな企業のニーズに応える。8月にはヤフーと提携し、uuum所属のYouTuberが「Yahoo!知恵袋」と「Yahoo!ショッピング」、「Yahoo! Chocotle(チョコトル)」のプロモーションを行っている。
ブルーカレント・ジャパンは、06年の設立時より、ブロガーなどネット上のインフルエンサー(影響者)やUGC(消費者作成コンテンツ)を活用したPR戦略に長けており、国内外の大手企業300社以上に、PRコンサルティングや実行支援の実績を持つ。両者が手を結ぶことで、YouTuberの活躍の場が大きく広がりそうだ。