米ツイッターは現地時間8日、公式ブログで商品購入機能のテストを開始していると発表した。「Buyボタン」で商品を探し、購入することができるようにするもので、これは米ツイッターのEコマースへの参入を意味する。
同機能では、ツイートのなかで欲しい商品が見つかった場合、「Buyボタン」をタップするとその商品の詳細が表示される。さらに商品の発送先(受取先)や支払いに関する情報を入力し、注文すれば購入できる。好みのメーカーやブランドをフォローしていれば、新製品情報がツイートされた際にそれを即座にチェックし、購入することが可能だ。
まずはiOSとAndroid向けとして徐々にサービスを提供し始め、将来的に拡大していくという。モバイルでいつでもショッピングが楽しめるようにする。
昨秋、米ツイッターが明かした研究結果によると、11月第4木曜日の感謝祭の翌金曜からクリスマスまでのクリスマスセール中、休日のショッピングに関するツイートが前年比(2012年比)で30%以上増えた。Twitterユーザーの55%はTwitterで贈り物のアイデアについて議論し、3分の2はTwitterを通じて新商品を発見し、64%はTwitterをきっかけに商品を購入する。Twitterがショッピングに与える影響が大きいわけだ。「Buyボタン」はこうしたユーザー行動に応える。
米フェイスブックも7月、「Buy」ボタンという新機能のテストを開始している。ソーシャルメディアが次の収益源として狙っているのはEコマースだ。