Amazon Web Services(AWS)は8月28日、エンタープライズ向けのクラウド型ドキュメント保存/共有サービス「Amazon Zocalo」の一般提供を開始した。1ユーザーあたり月額5ドルから。また、「Amazon Workspaces」の東京リージョンからの提供開始も発表している。
AWSでは7月にZocaloを発表し、限定プレビューを提供してきた(関連記事)。
Zocaloはクラウドへのドキュメント保存やマルチデバイス間(iPad、Kindle Fire、Androidタブレットにも対応)の同期、他のユーザーとの共有やレビュー(コメント)機能、バージョン管理機能などを備える。エンタープライズ向けサービスとして、社内のActive Directoryとの連携機能、監査ログ機能も備える。
今回の一般提供開始に伴い、AWSユーザーであれば誰でもZocaloを利用可能になった。現在のところ、米国東部(バージニア北部)、米国西部(オレゴン)、欧州(アイルランド)の各AWSリージョンから提供されている。
利用料金は、1ユーザーあたり月額5ドル(ストレージ容量200GBまで)。200GBを超える場合には1GB単位で追加料金がかかる。また、30日間/50ユーザーまでの無料トライアルも提供されている。
またAWSでは、AWSクラウド上でホスティングされた仮想デスクトップ環境(VDI)を提供する「Amazon Workspaces」(関連記事)について、8月25日から東京リージョンでも利用可能になったことを発表した。東京リージョンの月額料金は、「スタンダード」が47ドル、「パフォーマンス」が78ドルなどとなっている(いずれも税抜)。