AFが速い! はじめてのミラーレスに最適な「α6000」 第2回
APS-Cサイズ機なので、しっかりピントの合う範囲を広くとりたいときに有利
解像力が高いソニーの「α6000」、F8.0付近でシャープな写真を撮る!
2014年09月08日 09時00分更新
かつてはNEXシリーズと呼ばれた、APS-Cサイズ素子を採用するソニーのミラーレス機その直系ともいえるのが「α6000」だ。前回は、α6000の外観や感度サンプル、ピクチャーエフェクトなどを紹介した。今回は、解像力などについて紹介しよう。
パワーズームキットに含まれる「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」の解像力チェック
α6000は絞り開放からシャープネスが高く、解像力がある。周辺部になると若干の解像力低下があるが、実用範囲内だろう。絞りの変化でのシャープネスは開放から十分にシャープで、F8.0くらいまでがピークだ。ただし、最小絞りのF22では極端に解像力が低下する。
ある程度までは回折現象を抑える処理が巧く効いてるようだが、F22では処理できる許容範囲を越えてしまうのだろう。被写界深度目当てでも最小絞りは使わないほうがよさげだ。
広角側
画面全体的に解像力は平均的で四隅でもあまり低下しない。絞り開放では若干、シャープネスが甘いが、1段絞ったF8.0では全体的にシャープネスが向上し解像力が高くなる。しかしそれ以上絞っていくと徐々に解像力の低下が見られる。特にF22以上に絞るとかなり甘くなるのでできるだけ絞らず、できればF8.0付近で使うように心がければシャープな写真が撮れる。
望遠側
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