人材と仕事のマッチングをはじめソーシャル・リクルーティングサービス「Wantedly(ウォンテッドリー)」を運営するウォンテッドリーは25日、企業の間で人気な使用プログラミング言語を調査。「人気プログラミング言語分析」を実施し、その結果を発表した。
今回は、Wantedlyに登録し、使用言語が記載されている企業390社の中から、サーバーサイドで使用している言語について会社の創業年度別に統計をとった。2009年までに創業した企業では、PHPが3割前後から4割のシェアを獲得していたが、しだいにRubyが台頭し、10年になるとPHPの28.57%に対してRubyが26.79%と接近。翌11年に24.18%で並んだ。
その後、12年と13年はPHPが突き放したもの、14年にはPHPの22.86%をRubyが25.71%で逆転。10年以降に創業した若い企業ではPHPとRubyが互角の人気を得ている。こうした傾向の背景には、PHPはCakePHP、RubyはRuby on Railsなどの代表的なフレームワークが存在していることが考えられる。
ここ数年、企業各社が小学生を対象としたプログラミング教室を開催するなど、プログラミング能力に対する評価が高まりつつある。これからプログラミング言語を学ぶならば、企業にどのようなニーズがあるかを踏まえつつ、学習言語を選びたい。