極上ボディでスタミナ抜群、WQHD対応の13.3型モバイルノート「dynabook KIRA V63」を検証 第2回
普段使いには十分すぎる性能
13.3型「dynabook KIRA V63」はWQHDをフルに使えるスキのない構成
2014年08月15日 09時00分更新
モバイルノートのなかでもトップクラスの性能
続いて、dynabook KIRA V63のベンチマーク結果を紹介しよう。Windows 8.1の快適さを表わす「Windowsシステム評価ツール」の結果(Windowsエクスペリエンスインデックス)では、CPUの処理能力を表す「プロセッサ」が「7.3」、メモリーのアクセス性能を表わす「メモリ」が「7.5」、デスクトップの描画性能を表わす「グラフィックス」が「5.6」、ゲームプレー時の3D描画性能を表わす「ゲーム用グラフィックス」が「5.3」、ストレージのアクセス性能を表わす「プライマリハードディスク」が「8.1」という結果だった。
dynabook KIRA V63のWindowsシステム評価ツールの結果(Windowsエクスペリエンスインデックス) | |
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プロセッサ | 7.3 |
メモリ | 7.5 |
グラフィックス | 5.6 |
ゲーム用グラフィックス | 5.3 |
プライマリハードディスク | 8.1 |
CPU内蔵のGPUを利用しているため、グラフィックス関連のスコアについてはそれほど高くはない。だが日常的な作業にはほとんど影響はないため、特に気にする必要はないだろう。そのほかのスコアは総じて高く、Windows 8.1を長期間快適に利用できる性能を持っている。
ストレージのアクセス性能を計測するために「CrystalDsikMark」を試してみたところ、シーケンシャルリードで508.1MB/秒、シーケンシャルライトでも467.2MB/秒と非常に優れた結果となった。ランダムアクセスのスコアについても優秀で、HDDとは比べ物にならないスピードだと言える。CPUの性能を計測する「CINEBENCH」についても、Ultrabook向けのCore i5 Uシリーズとしては優れた結果となった。
日常的な作業の性能を計測する「PCMark 8バージョン2」の「Home accelerated 3.0」では「2339」という結果に。数値的には標準的なCore i5搭載薄型ノートと同レベルだ。だが「PCMark 7」と「PCMark Vantage」の結果を見ると、それぞれ「4661」、「15015」と高いスコアが出ている。このふたつのベンチマークではマシンのストレージ性能がテスト結果に大きな影響与えるため、高めの数値が出ているものと思われる。
(次ページ「グラフィックス能力は、ほかのUltrabookや薄型ノートよりも高めに感じる」へ続く)