スマホを使ったクレジットカード決済サービス「Square(スクエア)」を展開するスクエアは30日、一時的であればインターネットに接続できない環境でもサービスを利用できる新機能「オフラインモード」を追加した。
Squareは、手持ちのスマホやタブレットを簡易クレジットカード決済機にできる事業者向けのクレジットカード決済サービス。「Squareレジ」をインストールし、別売の専用カード読み取り機「Squareリーダー」をスマホに取り付ければ、クレジットカード払いを希望する客から要望にこたえられる。クレジットカード決済機やPOSシステムを導入するのが難しい中小規模店舗や移動店舗などでの導入に向いている。
本来であればオンライン上で決済を処理するが、「オフラインモード」機能により、建物の地下や山間部などインターネットに繋がりにくい場所、メンテナンス等でインターネット接続環境がダウンしても利用可能。オフライン状態でカードをスワイプした場合、その後に72時間以内であれば、決済処理は再びオンラインにつながったタイミングで実施する。
今回の「オフラインモード」に先立ち、Squareデータから客にインボイス(請求書)を作成して送信できる「Squareインボイス(請求書)」機能を追加している。こうした機能向上でスクエアはユーザー数の拡大を狙う。