総合情報サイト「All About」を運営するオールアバウトとカーコンビニ倶楽部は7日、中古車の個人間売買支援サイト「カーコン・マーケット」を開設。東京・大阪・名古屋エリアを中心にサービス提供を開始した。
中古車は高額商品のため、オンライン上での個人間売買(CtoC)で取り扱うのはなかなか困難な商品ジャンルである。そこで、中古車売買の実績を持つカーコンビニ倶楽部のノウハウをいかしたのが同サービス。売主が最寄りのカーコンビニ倶楽部に車両を持ち込み、100項目以上の審査基準をチェックを受けられる。このチェックをクリアした品質のある中古車を「認定中古車」としてサイトに登録・掲載することで、ユーザー間に一定の安心感を確保できる仕組みだ。
同サービスでは、こうした査定システムに加え、車両の名義変更、車庫証明の手続きや、売主の地域から車両を運んでくる陸送の手配といった面倒な手続きを代行。納車前には、法定12カ月点検と消臭除菌・洗車サービスも標準で実施。エンジン機構、ミッション機構について1年間のメンテナンス保証もつく。
カーコンビニ倶楽部のノウハウを活用しつつ、従来の中古車購入のような買取店、オークション会場、小売店といった中間事業者のコストを省くことでより安い販売価格を可能とした。たとえば、トヨタのアルファード240S(2400cc 2010年式)が、中古車販売店参考価格で285.6万円がカーコン・マーケット参考価格では245万円になるという(あくまでも参考価格であり確約されたものではない)。
決済の際にも、回収代行サービスを導入し、車両・代金・個人情報すべてをカーコン・マーケットが第三者として仲介。個人売買でも利用できるオートクレジットを用意し、ボーナス併用払いも選択可能で、支払い回数は12回~最長84回まで設定できる。オンラインにより中古車もCtoCで売買できる時代が到来しそうだ。