7日に「AKB48 37thシングル選抜総選挙」の開票イベントが開催され、日本時間13日にはサッカー「2014 FIFA World Cupブラジル大会」が開幕し、6月のツイートはこの2つで話題でもちきりかと思いきや――。
NECビッグローブでは毎月、Twitter利用者向け情報サイト「ついっぷるトレンド」でTwitter分析を実施している。6月の月間話題度ランキングは、「PK」(2位)や「スペイン」(3位)、「まゆゆ」(10位)など、サッカーとAKB48に関連した投稿が上位20のうち19を占めたが、唯一、この2つとは別の話題である「地震」が、なんとトップに立っていた。
「地震」が最多投稿された日は16日。気象庁によると、この日は午前3時19分に茨城県沖を震源とするマグニチュード5.7(M5.7)、最大震度3の地震が発生。その約2時間後には福島県沖でM5.8、最大震度4の地震が続いている。これらの地震による投稿が急増し、サッカーとAKB48を超えたのだ。
振り返ると、2011年3月11日に東日本大震災が発生すると、安否確認や救援救助の要請にTwitterが活用されたことが思い起こされる。携帯電話のみならず固定電話も満足につながらず、頼みの連絡手段としてツイッターが大活躍した。Twitterは、サッカーやAKB48などで盛り上がるツールではあるが、一方で、災害時や緊急時の連絡手段としての役割をあらためて認識させられた。