ギブソンの最新ギターやティアック、オンキヨーのハイレゾ対応機材に触れられる
「弾いて・録って・聴く」、Gibson Brandsショールームがオープン!山崎まさよしさんも登場
2014年07月01日 18時40分更新
ギブソンの最新モデルのギターを弾き、高価な機材でハイレゾ録音した演奏を対応ヘッドフォンで聴く――ずいぶんお金のかかりそうな話だが、そんな体験が誰でもできる、夢のような場所がオープンするのをご存じだろうか?
楽器メーカー大手のGibson Brands、音響機器メーカーのティアック、オンキヨーがコラボレーションした世界初のショールーム「Gibson Brands Showroom TOKYO」が、7月2日から東京・八重洲にオープンする。7月1日、オープンを明日に控えたショールームで記者発表会が実施された。
Gibson Brands Showroom TOKYOは、3社の強みをそれぞれ生かし、「弾いて、録って、聴く」、すべての要素を体験できる一般向けショールームとなる。1階にはオンキヨーのヘッドフォンやイヤホン、ティアックのヘッドフォンアンプなどを利用して音楽を視聴できるスペースのほか、家庭のリビングを想定したセットでホームシアターを体感できるコーナーも用意。2階ではGibson/Epiphoneのギター約70本がギターウォールに並び、ギタートレーナーやオンキヨーのヘッドフォンを使った試奏も可能。また、TASCAM製の「DA-3000」によるハイレゾ録音に対応したサウンドルーム、Stanton製のDJ機器を配置したDJブースなども備えている。
登壇したティアック代表取締役社長の英裕治氏は「ショールームはとても自由な空間になると思う。ぜひ気軽に足を運んでいただきたい。今後もこの場所を活用して、ミュージシャンのイベントや新製品の発表会を実施できれば」とした。
オンキヨー代表取締役副社長の中野宏氏は「2012年に3社で資本・業務提携を締結し、それぞれの得意分野でシナジーを組んできた。今日はその大きな成果をお披露目することができ、誇りに思っている。ゲストの山崎まさよしさんのハイレゾ音源も期間限定で視聴できるので、一般の方々にもぜひその素晴らしい音を楽しんでいただきたい」と語った。
スペシャルゲストとして登場した山崎まさよしさんは、ギブソンのギターの良さについて「初めて持ったのは『J-45』。色々なメーカーのギターを触ったが、いちばん音が前に出るというか、パワー、ガッツのある感じがした。ミドルレンジの音に魅力がある。当時は無理してローンで買いました、19歳とか20歳のころ」とコメント。ミュージシャンになったきっかけは「高校生のころにバンドを組んだこと。はじめはドラムをやっていて、並行してアコースティックギターを練習していた。卒業してからは地元のライブハウスで歌わせてもらっていた。ブルースを歌うようになったのは、ギター1本でどんな表現もできるから」と語った。
機材へのこだわりについては、「録音のクオリティーには責任を持ちたいし、できるだけその場で聴こえている音をキャッチしたい。マイクのプリアンプやコンデンサーにはこだわっていて、実際に集めていたりもする」という。聴く環境はそれほど整えていないようで、「聴くときに場所を選びたくない。もっとパーソナルな、色んな人にどんな場所でも、いい音を届けられるような環境ができあがればいいなと思っている」とコメントした。
発表会後半では、実際に「弾いて、録って、聴く」に挑戦。山崎さんがギターを演奏し、TA-3000でハイレゾ録音、オンキヨーが開発した世界初の「アコースティックギタースピーカー」で再生するという試みが実施された。5本のマイクに囲まれた山崎さんが2曲の演奏を終えると、スピーカーからはまるで生演奏がもう一度繰り返されているような、臨場感のある音が再生された。アコースティックギタースピーカーは材質やアーチのラインを実際のギターに近付けているそうで、山崎さんは「これ(スピーカー)がギターみたいですね」と驚いていた。
発表会で演奏された2曲、および事前にハイレゾ録音されたライブ音源は、7月31日までの期間限定でショールームにて視聴できる。音楽ファンやオーディオファンにはたまらないショールームとなっているので、ぜひ足を運んでみよう。