米アマゾンでは、アプリ開発者向けにアプリの販促をサポートする「Appstore Developer Select」プログラムを展開している。同プログラムの1つとしてこのたび、先日発表されたばかりの同社製スマホ「Fire Phone」向けのアプリ開発者に仮想通貨「アマゾンコイン(Amazon Coins)」を提供する施策を発表した。
新たな施策は、Fire Phone向けにアプリを開発するとアマゾンコインがもらえるというもの。有料アプリや、アプリ内課金機能を持つアプリが対象。開発したアプリ1つに対して受け取れるのは50万コインで、1人のアマゾン開発者アカウントにつき最大3つのアプリまで認定を受けられるため、支給されるアマゾンコインは最大150万コインとなる。
アマゾンコインはアプリやゲーム、アプリ内アイテムの購入時に使用できるが、同プログラムで提供されたアマゾンコインを、開発したアプリの販促プロモーションに活用することが可能。たとえば、自身が開発したアプリやアプリ内アイテムを購入したユーザーにアマゾンコインをプレゼントするといった使い方もできる。
米アマゾンではFire Phone発表前に、同社のアプリストア「Amazon Appstore」のアプリ数が昨年比で約3倍増の24万本を超えたことを明かしている。今回のアマゾンコイン支給策は、Fire Phone向けアプリの開発をうながすのが狙いだと言える。