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製作の過程を前後2回、写真で紹介

意外に簡単!? 本革でXperia Z Ultraのケースを作ろう!

2014年06月30日 13時30分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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1辺を切り終えたところ。丁寧にやれば、真っすぐに切るのはそれほど難しくないはず

縫い代に穴を開けていこう!

 「Xperia Z Ultra」ケースの切り出し終えたら、「菱目打ち」という道具を使って縫い代に穴を開けていく。「切ったんだから縫えばいいんじゃないの?」といったところだが、革はそういかない。あらかじめ穴を開けておかないと、針が通ってくれないのだ。

「菱目打ち」という道具を使って穴をあけていく

 縫い代となる部分に、裁断のときと同様に印をつける。3辺とも、端からの長さを揃えておこう。今回は端から7~8mmのところを縫い代にする。

刃を垂直に当て、力を込めてハンマーで叩けば穴が空く

穴が空いた。下には革の切れ端などを敷いておこう

 菱目打ちで穴を開けるには、ハンマーを使う。革に垂直にあてて、位置を決めたら、力を込めて何度か叩く。このとき、菱目打ちが革を貫通するので、下には革の切れ端や、穴の空いてもいい作業用マットなどを敷いておこう。平均的な成人男性の力でそれほど苦戦しないはずだが、そこそこ力は要る。

1つめの穴が空いた。2回目以降は菱目打ちをこのように当てる

 穴を空開たら、4つの穴のうち1つに菱目打ちを指した状態で位置を合わせる。こうすることで真っすぐに穴を開くのだ。もっと正確に、丁寧に作る場合は、時間はかかるが、4つのうち3つに刺した状態で打っていってもいい。

一辺開け終えたところ

 上の写真が一辺開け終えたところ。綺麗に空いた。同じ要領で3辺とも穴を開けよう。左右の穴の位置をきちんと揃えると、綺麗に仕上がるし、縫うときも楽だ。

 作業はまだ終わらないが、前編はここまで。後編は、縫っていく行程と仕上げだ。

同じ要領で3辺とも開け終えたところ。左右の穴の開始位置をきちんと揃えるのがここでのポイントだ


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