リクルート進学総研は、全国の高校生1400人に対して実施した「Web利用に関する調査」の結果を公表。高校生のスマホ所有率は2011年の14.9%から14年には82.2%へ約5.5倍増加した。
スマホの利用目的として挙がった「アプリの利用」「調べもの・情報収集」「コミュニティサイトへの参加」「動画を見る」「メール」はいずれも8割超を占め、スマホで勉強をする“スマ勉”も約6割にのぼった。13年との比較では「電話」「メール」が減少し、「コミュニティサイトへの参加」などが増加している。
アプリのインストール数は平均32.2個で、13年の27.1個よりも約5個増加。利用アプリの種類は、9割を超えた「SNS」がトップとなり、以下、「動画系」「ゲーム」が7割超で続いている。男女別に利用率が高かったのは、男子が「ゲーム」「ニュース・まとめサイト」、女子は「写真(加工)系」だった。毎日利用しているアプリでもトップは変わらず「SNS」で7割を占め、次いで「ゲーム」「無料通話」が3割を超えた。
スマホでインターネットを一日4時間以上利用している高校生は14.3%と7人に1人の割合で、11年の9.4%から4.9ポイント増加している。こうした実態調査から、高校生向けのサービスやマーケティングはスマホ利用が有効のようだ。