au版iPhoneの「キャリア設定アップデート」を実行すると、4G LTE接続時のステータス表示が、「LTE」から「4G」に変更されることをiPhone 5sの実機で確認した。
ネットワーク接続の「4G」表示への変更は、今年のau夏モデルのAndroidスマホではすでに行なわれていた(春モデルまでは「LTE」表示)。
au夏モデルのAndroidスマホでは、複数の周波数を束ねて通信速度を高速化する「キャリアアグリゲーション」とともに、KDDI傘下のUQコミュニケーションズによる「WiMAX 2+」のネットワークにも対応している。このWiMAX 2+自体はLTEの一仕様であるTD-LTEと互換性を持つが、公式には“LTE”とはうたっていないことから、夏スマホ発表会でも、この変更は自然に受け入れられていた。
TD-LTEと互換性を持つWiMAX 2+やAXGP(ソフトバンク傘下のWCPが提供)といったネットワークに、今年発表されるであろう新iPhoneのau版/ソフトバンク版が対応するかどうかは、これだけではもちろん何とも言えないが、なにはともあれ新iPhoneの発表が楽しみということだけは間違いない。ちなみにソフトバンク版iPhoneは、昨秋の時点で「LTE」の表示が「4G」に切り替えられている。