基本性能が優秀!15.6型ノート「LIFEBOOK AH53/R」レビュー 第1回
スタートメニューのように使えるランチャーなど、補助ソフトも搭載
Core i7でインターフェース充実、高い汎用性を誇る15.6型「LIFEBOOK AH53/R」 (2/3)
2014年06月13日 11時00分更新
平均以上の基本スペック、キーボードと多機能マウスも快適
LIFEBOOK AH53/Rは、前述の通りCore i7プロセッサーを搭載しており、メモリーは8GB、ストレージは750GB HDDだ。IEEE 802.11ac対応の無線LANを備え、BluetoothやNFCにも対応するなど、インターフェースも充実している。
これだけのスペックがあれば、ホームユースで困ることはほとんどない。写真や動画の編集、ビジネスなど様々な用途に対応できるだろう。ただし、GPUはCPU内蔵のインテル HDグラフィックス 4600であり、ちょっとしたオンラインゲームであれば設定次第でプレイできるが、高精細の3Dゲームは少し厳しいか。
ディスプレーは、15.6型ワイド HD(1366×768ドット)液晶だ。解像度はそれほどでもないが、光沢液晶なので画面に高級感があり、視野角も広い。照明の強い場所など、映り込みが気になる場合は画面の角度を調整しよう。また、BDXL対応Blu-ray Discドライブを搭載し、外部入力では最大1920×1080ドットの表示に対応する。
LIFEBOOK AHシリーズにはタッチ対応機種もあるが、試用しているLIFEBOOK AH53/Rは非対応だ。だが、後述するように多機能レーザーマウスが付属しており、本体のタッチパッドの使い心地も悪くないため、不便は感じなかった。
キーボードはテンキー付きのアイソレーションタイプ。各キーを液晶側に傾斜させ、階段状の段差を持たせることで誤タイピングを防ぐ「ステップ型キートップ」、キーの表面に球状の凹みを作り、指に添わせることで疲労を軽減する「球面シリンドリカルキートップ」技術を採用する。
実際にタイピングしてみると、段差があるおかげで押したいキーの上下にあるキーを誤入力することがほとんどない。キーストロークも約1.7mmとしっかり確保されているため、はっきりした手ごたえのある心地よい打鍵が可能だった。また、4列のテンキーには「00」キーと「Tab」キーが配置されており、Excelのような表計算ソフトの入力に役立つだろう。パームレストは広く取られていて手首の負担が少なく、滑りのいいタッチパッドは少しの力で押しても反応するなど、細かいところまで配慮されており、総じて使い勝手はよかった。
そのほか、多機能レーザーマウスが標準で付属する。初期設定ではホイールを左に倒すことで「チャームを引き出す」、右に倒すことで「起動中のアプリ画面へ移動/デスクトップへ戻る」操作が可能だ。タッチ非対応のLIFEBOOK AH53/Rにとっては非常にありがたい機能で、Windows 8以降のOSを初めて触るという人でも簡単に使いこなせるだろう。
(次ページ、「擬似スタートメニュー「F-Launcher」、スマホと連携する「F-LINK」など充実のユーザー補助」に続く)
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