NTTドコモは19日、店に入るだけで「star」と呼ばれるポイントがもらえるAndroidスマホ/iPhone向けアプリ「ショッぷらっと」のiBeaconトライアルを開始した。
同アプリは、「ショッぷらっと」提携店に入店した際にアプリを起動し、チェックイン操作を行えばだれでもポイントを貯められるというもの。貯まったポイントは商品券やギフトクーポンなどと交換して利用できるが、スマホユーザーの来店をうながす施策として、提携店にもメリットがある。NTTドコモ以外のスマホでも利用できるキャリアフリーのサービスとなる。
このたび「ショッぷらっと」はアップルの新通信技術iBeaconに対応。19日から7月31日まで、東京と神奈川の12店舗でiBeaconを利用したトライアルを開始した。iBeaconは、入店時にチェックイン操作が不要になるなどの特徴を持つ。対応機種はiOS7以降のiPhone 5s/5c/5。トライアルに参加するとユーザー特典として、期間中毎週20名に1000円分のAmazonギフト券がプレゼントされるほか、アンケートに回答すると100starがもらえる。
今回の「ショッぷらっと」のトライアルは、新技術のiBeaconを使ってスマホを集客に活用する事例として話題を集めているが、別の見方から注目したいのは、特典にAmazonギフト券が用いられていること。実はここ数年、こうした特典のほか各種キャンペーンのプレミアムやノベルティ、記念品、謝礼などでAmazonギフト券を贈呈するケースが増えている。そこに目を付けたのが図書印刷だ。
図書印刷は15日、Amazonギフト券の発行会社である Amazon Gift Cards Japanと、Amazonギフト券のオリジナルデザインカードの製造・販売契約を締結した。Amazon Gift Cards Japanが同契約を行うのは国内初で、図書印刷は法人向けにオリジナルデザインのAmazonギフト券を提供する。
贈呈品といえば、デパートの商品券やビール券、図書券をはじめ、オリジナルデザインのテレホンカードやクオ(QUO)カードなどがこれまでは主流だった。今後は、各種キャンペーンや新商品・サービスのロゴをデザインしたものなど、さまざまなオリジナルデザインが印刷されたカードサイズのAmazonギフト券が、数多く登場するのかもしれない。