米グーグルは現地時間7日、同社のCloud Platform teamに米Stackdriver(スタックドライバー)が加わることを公式ブログで発表した。スタックドライバーも同様の事実をサイト上で明かしている。
スタックドライバーは、クラウド上で構築・運営するアプリやサービスのクラウド環境を開発者が監視できるように支援するサービスを提供している企業。このサービスでは、クラウド環境でのエラーやパフォーマンス、動作、オペレーションをより視覚化できるようにする。米アマゾンのAmazon Web Services(AWS)のクラウド環境監視で実績を上げている。
グーグルは同ブログで、スタックドライバーによる先進的な監視機能を新たに得ることで、グーグルクラウドプラットフォームを利用する顧客はアドバンテージを手にすることになる、とコメントしている。米グーグルは今後の数カ月間で、クラウドサービス分野により多くの投資を行っていくと意気込む。
グーグルはアマゾンのAWSに対抗し、3月にグーグルクラウドプラットフォームの価格を値下げし、新サービスも発表している。今回のスタックドライバーの買収も、AWSに対抗し、サービス強化を図ろうという狙いがうかがえる。