スタートトゥデイは、ファッションショッピングサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を中心にEコマース事業の取扱高、2014年3月期に1000億円を超え、前期比19.6%増の1146億円に達した。ZOZOTOWNの10周年での記録となる。
年間購買者数も増加し、14年3月期に第3四半期に300万人を突破。第4四半期には321万5737人を記録している。このうちの3分の2はアクティブ会員購入、3分の1はゲスト購入となる。デバイス別の出荷台数では当初はパソコンが中心だったが、14年3月期の第2四半期中にスマホが上回り、第4四半期にはその割合がパソコンの44.9%に対してスマホは52.7%と半数を超えた。
成功のカギを握っているのはスマホへの対応。また、ファッションを通じたコミュニケーションを楽しんだり、ショッピングやコーディネートに参考したりすることが可能なファッション特化型新サービス「WEAR」を13年10月に開始するなど、コミュニティの形成によって固定客を獲得する施策にも、効果に期待されている。スタートトゥデイの好業績は、ファッション業界においてもネットショッピングの勢いが増していることをデータとして裏付けている。