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「ウイルスに感染した」という警告がAndroid標的詐欺かも!?

2014年04月11日 05時24分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 ソフトバンクグループのBBソフトサービスは10日、同社の「Internet SagiWall(インターネットサギウォール)」が検出・収集した詐欺サイトの分析結果による、2014年3月度のインターネット詐欺リポートを発表した。

OSごとのネット詐欺種類検知率

OSごとのネット詐欺種類検知率

 インターネット詐欺サイトの検知数は、前月比1.2%減の70万7309件。ネット詐欺の種類別で、91%と最も多かったのはワンクリック・不当請求詐欺サイト(前月比7.8ポイント減)。以下、フィッシング詐欺サイトが6.8%(前月比6.0ポイント増)、ぜい弱性悪用サイトが1%(前月比0.8ポイント増)、マルウエア感染サイトが0.6%(前月比0.6ポイント増)、ボーガスウエア配布サイトが0.6%(前月比0.4ポイント増)となっている。

Android端末を標的にした「偽セキュリティーアプリ詐欺」の一例

Android端末を標的にした「偽セキュリティーアプリ詐欺」の一例

 詐欺の手口の1つに「偽セキュリティーアプリ詐欺」がある。これは、閲覧中のサイト上に「ウイルスに感染しました」や「スキャンしてください」などの警告メッセージを表示し、ユーザーをだまして不正アプリをインストールさせるもの。3月度の調査ではAndroid(アンドロイド)搭載端末を標的にした同詐欺が検知され、「アダルトウェブサイトの閲覧中にウイルスに感染しました」といった、身に覚えのありそうな行為をネタに偽の警告を出して、ユーザーに不正アプリをインストールさせるという。

 パソコンに比べてスマホは画面が小さいが、こういった警告を表示しているのがOSなのか、Webページなのか、冷静に確認するのは肝心。うかつにタップして不正アプリをインストールしてしまわないように注意したい。

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