スマホを使いオンライン上で商品を出品したり購入したりできる「LINE MALL(モール)」アプリがわずか2週間で、新規ダウンロード数が100万を超え、出品数も10万点以上にのぼった。
LINEモールは、無料通話・メールアプリ「LINE」を運営するLINEが展開するスマホ向けECサービス。スマホで撮影した写真を利用し、販売価格を設定して出品ボタンを押せば、だれでもスマホから商品を出品することが可能。出品されている商品をスマホでチェックし、購入することもできる。LINEアプリと連携し、自分が出品した商品やお気に入りの商品をLINE経由で友人などに勧められるほか、「LINE MALL公式アカウント」でも、LINE MALL内の注目の商品などを告知できる。
従来はアンドロイド(Android)版のみだったが、3月6日には新たにアイフォーン(iPhone)版をリリース。また、出品商品が売れた際に販売手数料として販売価格の10%を徴収していたが、この販売手数料を無料化し、商品の出品から販売、決済までの手数料がなくなった。
すると6日から19日までの2週間で、LINEモールアプリの新規ダウンロード数が100万を突破。新規出品数も10万点を超えたという。その結果、商品の出品が購入に結びついた成約件数もこの2週間で2万件超を記録。成約率は20%以上に及んだという。
オンライン上で商品やサービスを購入するEコマースは市場が徐々に拡大しているが、その一翼を担っているのはスマホでの取引。ドコモ・ドットコムが昨日、女性がEコマースではパソコンよりもスマホを使うほうが多いという調査結果を公開したが、今まさに、Eコマースの主役はパソコンからスマホへ移行しつつあるようだ。