9月20日に発売された新型iPhone――従来の後継機となるiPhone 5Sとは別に低価格版のiPhone 5Cも発売となり、今回から計2モデルをラインナップするが、市場では新たにNTTドコモが取り扱いを開始した点に注目が集まっている。これで国内主要3キャリアのすべてでiPhoneを入手できるようになったわけだが、そこで関心が高まるのは3キャリアでのiPhoneの比較。それに答えるべく、ICT総研はiPhoneのつながりやすさを3キャリアごとに調査した。
調査には通信速度測定アプリ「RBB TODAY スピードテスト」を利用し、東京都内の待ち合わせ場所となる100地点で測定。場所の選定には「ココ待ち」(http://www.553110.info/)等を参考にしている。
100地点調査の平均で、下り(ダウンロード)速度は上位からソフトバンクが21.91Mbps、auが18.79Mbps、NTTドコモが16.20Mbps。上り(アップロード)速度も順位は下りと同様で、ソフトバンクが11.02Mbps、auが11.01Mbps、NTTドコモが4.98Mbps。3社での競争でいずれもソフトバンクに軍配が上がった。
ソフトバンクは通信速度を倍速化させる「倍速ダブルLTE」化を新iPhoneの発売に間に合わせた効果が大きい。auはプラチナバンド帯(800MHz帯)のLTE網に対応したが、上りでトップとの差がわずか0.1Mbpsだったものの下り・上りともに2位。NTTドコモは、iPhoneの取り扱いが待ち望まれていたもののパフォーマンスでは先行2社に及ばなかった。
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ICT総研
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