個人向けの新たなセキュリティ製品『McAfee LiveSafe(リブセーフ)』を紹介する連載第3回。
前回から個人向けとして代表的な3つのOS、Windows、Mac、Androidにおけるセキュリティ事情と各OS特有の弱点を塞ぐMcAfee LiveSafeの機能を大まかに紹介しています。その後、McAfee LiveSafeに搭載された機能群の使い勝手を掘り下げて解説する予定です。
第3回目はAndroidのセキュリティ事情をチェック。米国では毎週1万台のスマホが紛失・盗難に遭うという。そんな時代に欠かせないセキュリティ製品「McAfee LiveSafe」の機能とは?
スマートフォンとタブレットにセキュリティアプリが必須な理由
スマートフォンやタブレットの普及に伴い、格好の標的となりつつあるAndroid端末。アプリの内部に潜んでアドレス帳をはじめとする端末内データを収集するものや、セキュリティ製品を謳う偽アプリが多数登場している。
たとえば、Android Defenderなる偽セキュリティアプリは、一度実行してしまうと、あたかも端末がウイルスに感染されているかのような画面が表示され(確かにそのアプリに汚染されているわけだが……)、駆除するためのに料金を払えと要求する。いわゆるランサムウェアの一種だ。
さらに、バックグラウンドで動き続けて警告をひたすら表示するというたちの悪さ。アンインストールもできないので、こうなったら端末を初期化するしかない。
Androidは設定を変更することでGoogle Playストア以外のいわゆる野良アプリをインストールできる。インストール前には、このアプリが端末のどういった機能を使うのかあらかじめ表示されるため、注意深いユーザーならその時点でインストールを中止できる。
だが実際には、一通り使ってみないとアプリがどのように機能するかわからないため、“単純なミニゲームなのに個人情報を得ようとしている”といった、よほどおかしい箇所がない限り、ユーザーには見分けがつかない。
危険を避けるために野良アプリを一切入れないという使い方も可能だが、Google Playストア内にもウイルスが混入していたという事例があるので、公式サービスのみを使っていても絶対に安心というわけではない。
そんなこともあり、昨今はなにはなくともAndroid端末を購入次第、信頼できるセキュリティアプリを入れる対策が必須な情勢となっているわけだが、あなたのスマホは大丈夫だろうか?
ウイルス駆除+紛失対策ができるものを選ぶ
スマホは、電話やコミュニケーターとして利用する特性上、連絡先や各種サービスのアカウント情報といったさまざまな個人情報が記録されている。さらにプライベートでの写真や仕事のメールなど、公私問わない重要データの保管場所としても機能しており、いまやノートPCや財布以上に“なくすと深刻な被害を被るモノ”筆頭だ。
実際、米国では空港内で紛失・盗難に遭ったスマホだけでも週1万台にのぼるという。またマカフィーの調査では回答者の約半数がすでに“財布よりもスマートフォンをなくすことのほうが心配”と答えている。
そんな昨今だからこそ、ウイルスに加えて紛失時の対策まで考慮したセキュリティアプリ選びが大切になる。最近では紛失時に端末を遠隔操作してメッセージを表示したり、ロックする機能を持つセキュリティアプリも増えている。スマホならではのセキュリティ機能を備えていることが、これからの選択基準だ。
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