せきゅラボ研究結果 第2回
生活そのものが穴になる時代に “デジタルライフを安心サポート”
Mac安全神話は昔話。MacBook Air持ちの若年層はカモねぎだ!?
2013年08月20日 11時00分更新
個人向けの新たなセキュリティ製品『McAfee LiveSafe(リブセーフ)』を紹介する連載第2回。
前回から個人向けとして代表的な3つのOS、Windows、Mac、Androidにおけるセキュリティ事情と各OS特有の弱点を塞ぐMcAfee LiveSafeの機能を大まかに紹介しています。その後、McAfee LiveSafeに搭載された機能群の使い勝手を掘り下げて解説する予定です。
第2回目はノマドご用達ノートとして一世を風靡したMBAに代表されるMacのセキュリティ事情と、安全神話が崩壊したいまチェックしておきたいMcAfee LiveSafeの諸機能を確認しましょう!
あなたのMacがWindows向けウイルスの温床に!?
近頃、MacBook Airを購入したという知り合いが増えてきている。仕事柄、編集者やライターが多いのだが、購入の決め手は、安さの割に性能が良く、コンパクトでデザインもいいため、とのこと。
ASCII.jp編集部でも、20代のスタッフは全員がMacBook Airだ。周りに話を聞いても、最近は大学時代に安価なノートとしてMacBook Airを選ぶことが少なくないという。
そういった方々は、選択の理由のひとつに「Macにはウイルスが少ない」ことを挙げている。たしかに、OSのシェアがWindowsよりも少ないために、Macを狙ったウイルスは比較的少ないが、ゼロとはいえない。
狙う手口も多用化していて、メールに添付して感染するという古くからある類のものだけでなく、偽のセキュリティソフトをうたう「MacDefender」ものや、ウェブページを開いただけで感染してしまう「Drive-by Download」の手法を使ったものまである。
このタイプのウイルスは非常に厄介だ。ウェブサーバーに不正アクセスしてコードを埋め込むため、正規のサイトだろうが、見ただけで被害に及ぶ。Drive-by Download攻撃の対象は、以前はWindowsが主だったが、近年では、Flashのインストーラーに見せかけて、パスワードなどを盗む「Flashback」にMacが感染したという例が多数報告されている。
もちろんフィッシングサイトへの誘導など、コンピューター以外に被害をもたらすようなサイトもはびこっているため、単にハードディスク内をスキャンするだけでなく、閲覧中のウェブページを事前チェックしてくれるような、総合的なセキュリティソフトが必須となっている現状がある。
一般的なWindowsマシンであれば、購入時にセキュリティソフトの体験版がインストールされていることが多いため、こうした攻撃を一時的に防ぐことは可能。
しかし、Macはセキュリティソフトが入っていない状態で売られている。自ら対策をしていなければ、感染する可能性が非常に高いというわけだ。毎月行われているセキュリティアップデートや、危険なサイトへの誘導も、自ら見極めて、手作業で対処していくほかない。
また、MacはWindows用のウイルスに感染することはないが、知らないうちにHDD内部に混入してしまっている可能性もあるから注意が必要。
危ういファイルを保有していることを知らずに、メールなどでWindowsのウイルスをばらまいてしまっては、個人やビジネス上の信用に大きく関わる。
出先で混入したWindows向けウイルスを自宅や職場に持ち帰って広めてしまう前に、セキュリティ製品で対処しておく必要がある。ちなみに、一般的なセキュリティ製品であればMac用であってもWindowsのウイルスを駆除できるので安心してほしい。
個人的に、周囲のMacユーザーに聞いてみたが、古参のMacユーザーにくらべて、新参のMacユーザーのほうがセキュリティの意識は低そうだ。とくに、WindowsマシンからMacに乗り換えたユーザーほど、セキュリティ製品を導入していない傾向がある。
その理由でもっとも多いのが「新たにソフトを買い足したくない」というものだった。確かに、オフィス系やクリエイティブ系のソフトも買い直しが必要だし、さらにセキュリティ製品も……、となれば多額の出費を覚悟しなければならない。
よほど財布に余裕があれば問題ないが、できるだけソフトの出費を抑えたいというのは、若者だけでなくほとんどのMacユーザーの悩みではないだろうか。それなら「McAfee LiveSafe」がおすすめだ。
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