米調査・コンサルティング会社のフォレスター・リサーチ(Forrester Research)が現地時間7月12日に発表したレポート「A Mixed Outlook For The Global Tech Market In 2013 And 2014」では、一般消費者を除いた、企業や公共機関等がIT関連製品・サービスに支出した2012年の総額は2兆690億ドルに及ぶという。
この件について米メディアのテッククランチ(TechCrunch)が報じたところによると、支出額が大きいのは、国別では2位以下を引き離し米国がトップ。カテゴリー別ではソフトウェアが5420億ドルを占め、なかでもSaaSなどのクラウドサービスやビッグデータ分析、モバイルアプリの占める割合が大きい。
ハードウェアの支出額では、パソコンが最も大きい1342億ドル。しかし、ウィンドウズ8がリリースされたにもかかわらず3%の伸びにとどまり、パソコン市場の縮小傾向がうかがえる。パソコンに代わってハードウェアを牽引していくのはタブレットで、支出額は36%アップの2100億ドルに達する。なかでもiPadのシェアが高く、7割近くの1400億ドルを占めている。