PCにタブレットにスマホ……複数のガジェットを同時に持ち歩くことは、現代人にとってもはや珍しくない。しかしそれで困るのは、ガジェットが増えると保存するデータの量もそれだけ増えてしまうことだ。便利なサービスが増えているとはいえ、写真や動画のデータが膨大な量になってしまうと、いちいち同期してPCに取り込んで管理するのは正直言って面倒くさい。筆者は面倒臭がりなので、スマホやタブレットで撮影した写真は基本的に端末に入れっぱなしである。
写真データの管理はただでさえ面倒なのに、複数の端末となると行き届いた管理をするのはさらに大変になる。かと言って写真を外部に送信する機会は少なくない。いろいろなデバイスから使いたいデータだけをパッと抜き出して、簡単に共有できたらいいのに……。そんな、ある意味ワガママな要望を満たしてくれるツールを探していたところ、ズボラな筆者にも使えそうな気になるアプリを見つけたので、さっそく使ってみた。
NeroKwik | |||
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価格 | 無料 | 作者 | Nero AG |
バージョン | 1.1.46 | ファイル容量 | 6.8 MB |
カテゴリー | ソーシャルネットワーキング | 評価 | (無し) |
対応デバイス | iPhone 3GS以降、iPod touch(第3世代)以降、iPad に対応。 | 対応OS | iOS 6.0以降 |
複数端末の写真をまとめてカタログ化
「NeroKwik」は、メディア書き込みソフトなどを手がけるNeroが提供する無料のアプリケーションだ。対応機器は4月12日現在、iPhone/iPad、Android、Kindle搭載タブレットとなっている。スマホやタブレットで写真を撮ると、複数のデバイスの写真をアプリ上で共通のカタログにまとめる。同じアカウントでログインすれば、どの端末からでも同じ写真を見ることができる。
このアプリの特徴は、オリジナルの写真をクラウドにアップロードし同期するのではなく、軽量なサムネイルをデバイス上で生成し、カタログを共有化することだ。やりとりするデータはサムネイルだけなので、同期・閲覧にかかる時間が軽減されている。
アプリを起動すると、まず端末に保存されている写真をカタログ化する。別の端末を使って同じアカウントでログインすれば、その端末の写真もカタログに追加され、共有化される。