ソフトバンク・ペイメント・サービスが提供するEC事業者向けの決済代行サービス「オンライン決済ASP」で、NTTドコモの「ドコモ ケータイ払い」の包括的な取り扱いを開始したことを発表した。
スマホ時代のビジネスサイトは、ユーザーが購入代金を支払う際の手間をいかに減らせるかが重要なテーマとなってくる。クレジットカードを所有していない若年層はもとより、外出先や移動中の時間を使ってECサイトにアクセスするユーザーにとって利便性が高いのが、商材の購入代金を携帯電話使用料とまとめて支払うことが可能な「携帯キャリア決済」だ。
そんな中、ソフトバンク・ペイメント・サービスが、同社が提供するEC事業者向けの決済代行サービス「オンライン決済ASP」にて、NTTドコモの「ドコモ ケータイ払い」の包括的な取り扱いを開始したことを発表した。これにより、同サービスにて携帯電話3キャリアのキャリア決済手続きが一本化できるようになる。
これまでも「オンライン決済ASP」では、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの携帯3キャリアが提供する支払い手段について提供はしており、また同様のサービスは他の決済代行会社でも行われている。それが今回NTTドコモと包括加盟店契約を結んだことにより、「オンライン決済ASP」を利用する事業者が「ドコモ ケータイ払い」を決済手段として利用する際の申込みから契約手続、システム連携、入金の管理まで、すべての手続きを代行することが可能となった。つまり、3キャリアともに包括契約によるサービス提供ということで一本化されたというわけだ。事業者は「オンライン決済ASP」を利用するだけで、3キャリアと個別に契約手続きをすることなく自社のサイト内の決済手段に「携帯キャリア決済」を一括で簡単に導入できる。
ソフトバンク・ペイメント・サービスでは、2013年度内に2000以上のビジネスサイトに3キャリアの「携帯キャリア決済」導入を目指すとしている。