矢野経済研究所は2月25日、拡大する「各種レジャー系予約サイト」についての分析結果を発表した。
これによると、旅行予約サイト、レストラン予約サイト、チケット予約サイトなど、各種レジャー系予約サイトの利用は年々増加し、各事業者のWebサイトを通じて情報を集めて比較・検討し、オンラインで予約・購入する利用方法が一般的になりつつあると分析。また、利用者の増加に伴い参入事業者も増加し、市場は今後も拡大すると予想した。
特に、最大の市場とみられる旅行予約サイトでは、旅行事業者サイトの取り扱いがさらに多様な旅行商品へと拡大。また、チケット販売をネットに特化させたLCCの就航により、サプライヤー直販サイトの取り扱いも今以上に拡大していくことが予想される。
さらに、「じゃらんnet」を運営するリクルートや、「楽天トラベル」を傘下に持つ楽天などは、そのほかにも様々な予約サイトや情報サイトを運営。相互利用を促し集客力向上を図るとともに、今後はポイント制度も拡充し利用者の囲い込みに注力する戦略だ。
スマートフォンやタブレット端末が急速に普及してきていることも、レジャー系予約サイトの市場拡大を後押ししている。特に、チケットレス化、電子チケット化の流れによりeチケットの導入が増えていることも利用を拡大させているとした。