日本通信販売協会は1月23日、拡大するインターネット通販の利用者像を把握することを目的に「第5回インターネット通販利用者実態調査2012」の調査結果を発表した。
調査結果によると、2012年にインターネット通販を利用したユーザーの利用頻度は、「月に2~3回程度」が30・3%だった。「月に1回程度」を含めると59・6%となり、週に1回未満のユーザーが約8割を占めていることがわかった。
1カ月当たりの利用金額や1回あたりの注文品目はほぼ横ばいだったが、女性20代では利用頻度が増加し利用金額も上昇。その背景にはスマートフォン普及による影響が考えられ、インターネット通販利用者のうち、スマートフォン保有者は37・4%だった。そのうち、最も保有率の高い層は女性20代で66%に上っている。
さらに、スマートフォン購入後の通販利用の変化を聞いたところ、スマートフォンユーザーの14・8%がパソコンでのインターネット通販利用が増えたと回答。携帯電話のインターネット通販についても、スマートフォンユーザーの14%が増えたと回答し、スマートフォン単体で完結する通販の利用の仕方も増加している。
調査対象は関東1都3県の20~69歳のネット通販利用者、サンプル数は2000。
■「調査結果」(http://www.jadma.org/pdf/press/press_20130123net_survey.pdf)