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マウスコンピューター企画開発者インタビュー!

マウスのハイエンドPCが10万円以下でできたわけ

文●西牧裕太/ASCII.jp

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マウスコンピューターでPCの企画開発を担当している畦田寛之さん。マウスPCのことならなんでも知っている、スペシャリストだ!

 年末年始といえば、お買い物シーズンだ。さまざまな製品がお買い得になり、ついつい手が出てしまう読者も多いはず。

 そんなわけで、私も何かお買い得な製品はないものかと探していた。すると、株式会社マウスコンピューターのコンシューマ営業統括部 コンシューママーケティング室 室長の畦田寛之さんが、「m-Book Wシリーズがイイよ!」と教えてくれた。一体どの辺がいいのだろうか。気になった私は、実際に話を聞いてみることにした。

m-Book Wシリーズ

 m-Book Wシリーズは17.3型フルHDノングレア液晶の大画面ノートPCだ。CPUはインテル Core i7プロセッサー、メモリーは8GBもしくは24GBで、GeForceのGTX 660Mも搭載されている。シリーズのミドルクラス以上のモデルはSSD(120GBから960GBまで)も搭載され、マウスコンピューターブランドの中でもハイスペックなマシンといえる。

「もうちょっといいモノを買っておけば良かった」
という思いをしないためにもハイスペック構成がおススメ

―― 今回紹介してくださるm-Book Wシリーズは、ゲーミングPCやビジネスPCを除いて、マウスコンピューターブランドでは最もハイエンドのノートPCのようですが。

畦田 そうですね。昨年からデスクトップPCの置き換えとして大画面液晶のノートPCを選ぶユーザーが増えてきたという背景があります、ハイスペックゲーミングPCとまではいかないまでも、幅広い用途で使えて、ゲームもできる。そんなメインPCを探しているユーザーに、このようなスペックの製品を提案したいと考えました。

―― ホームユースはもちろん、ビジネスに使ってもらうことも想定していますか?

畦田 見ていただくと、17.3型の液晶ってかなり大きいですよね。ビジネス使いであれば、オフィスソフトを使う場合などは大画面だと重宝すると思います。あとは、動画観賞や編集といった場合でも大画面であれば快適に使えますよね。

―― 動画編集とかになると解像度の高さも大事ですからね。

畦田 ご購入いただいた後に「もうちょっといいモノを買っておけば良かった」という思いをしてもらいたくないという気持ちがありますので。

―― なるほど。

畦田 それと、現在(取材は12月21日)はグレア液晶で販売していますが、今後m-Book Wシリーズはノングレア液晶に変更になります。というのも、15.6型液晶のノートPCでは、マウスコンピューターブランドとゲーミングPCのG-Tuneブランドとで、グレア液晶と、ノングレア液晶の両方を販売していますが、どちらも同じくらい売れているのです。15.6型以上の液晶は大画面というカテゴリに近い位置付けと考えていますので、17.3型の大画面の場合でもノングレアの需要はあると考えたわけです。

―― 大画面になるほど映り込みが気になるということでしょうか。

畦田 映り込みに関しては、正直好き嫌いがあると思います。ただ、以前から「ノングレア液晶のノートPCが欲しい」という要望はありました。繊細な画面をグレア液晶で見たいと考えるユーザーもいれば、映り込みを気にするユーザーもいて、そこは千差万別です。今回、m-Book Wシリーズについては、ノングレアでいこうと。実は、グレア液晶とノングレア液晶を並行して販売するプランもあったのですが、想定よりも販売が好調で、ノングレア液晶の製品が入荷するタイミングでグレア液晶が完売してしまいました(笑)

(次ページ、「デスクトップの置き換えとしてm-Book W シリーズを選ぶ」に続く)

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