4インチRetinaディスプレイ搭載
本体サイズは高さ123.8×幅58.6mm
iPhoneシリーズを見ていくと、初代iPhone 3からiPhone 4Sまでは3:2ベースのデザインで、搭載するディスプレーも同様に縦横比3:2だった。これはiPadやAndroidも同様で、タブレットにおいても同様の比率が大半を占めている。画面アスペクト比のヒストリーで見ると、ブラウン管TVの比率がもっともメジャーだろう。
しかし、ご存じの通りiPhone 5は縦長の16:9にシフトした。ボディサイズで見ると、幅58.6×厚さ7.6×高さ123.8mm、搭載されているRetinaディスプレイも同様に縦長の4インチに変更された。一般的名刺サイズに近く、名刺の短辺を4mm削るとほぼiPhone 5のRetinaディスプレイと同じサイズになる。これを大きいと小さいかと感じるかの個人差はあるが、筆者の場合だとちょっと大きくなった印象を受ける。
視覚的にいえば、特にに横画面時に視界占有率が上昇しているため、ゲームの没入感が高くなっている。縦画面時はフィードのチェックがしやすくなった点が特に大きく、Twitterのタイムラインチェックやメールチェックにも便利になった部分は、高く評価したい。
iPhone 5は、iPhone 4/4Sと同じ横幅の58.6mmなので、片手親指操作時に意外と画面端まで親指が届く人は多いハズだ。ただ、縦長になった分、通知エリアのプルダウンやホームボタンを押すアクションがすんなりいかない人はいるだろう。筆者がまさにあてはまり、微妙な持ち直しが生じる回数が増える点がなんともやっかいに感じた。片手持ちで残った手で操作というのがもっとも無難だろうか。
操作感については手や指のサイズの影響を受けやすいため、iPhone 4/4Sの3.5インチ液晶でギリギリ画面端まで届いていたという人は、事前チェックが必須だ。またこの点は、最初に触った時に感じるiPhone 5の軽さや薄さといった印象にかき消されやすいので注意だ。
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