流星群を撮影する際は放射点を探そう
難しければ星空アプリを駆使すべし
ペルセウス座流星群を効率的に撮影するには、放射点を見つけるとよい。天文知識が豊富にあれば放射点を見つけられるが、これから天体を始めようという人には星空を見上げても、どれがどの星か区別がつかない。そんな時に役立つのが、スマートフォン用の星空シミュレーションアプリだ。
オススメは、天体雑誌「星ナビ」などを発行するアストロアーツが発売する、iPhoneとiPod touch用の「iステラ」やAndroid端末用「スマートステラ」のどちらかだ。同ソフトは、天体や星座の名前の表示に加えて、流星群の放射点も日本語で表示してくれる。また事前のシミュレーションも可能なので、撮影地点に到着して準備をする段階から、カメラを向けるべき方角のあたりを付けることができるのだ。
こちらは、ニコン D3とAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gの組み合わせで撮れたペルセウス座流星群。撮影の設定は、左が絞り1.6、シャッター速度10秒。右は絞り1.8のシャッター速度13秒で、ISO感度は1600となっている
今年の流星群はまだまだあるぞ!
ペルセウス座流星群の活動は終わってしまったが、今年の流星群を撮影するチャンスはまだまだある。直近で撮影環境が比較的良いものは、10月21日に極大を迎えるオリオン座流星群と、ペルセウス座流星群と同じ三大流星群の1つで12月14日に極大を迎えるふたご座流星群だ。どちらも天候さえよければ、1時間あたり10個以上の流星の出現が予想されているので、挑戦してみてはいかがだろうか?
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