ロンドン・オリンピックが開催され、現在、世界中の注目を集めている国イギリス。開会式でも、産業革命、ビートルズやパンクロック、Mr.ビーンなど多くの文化の発信源であることがアピールされていましたが、同時にイギリスは、神秘とファンタジーの国という側面も持っています。
「不思議の国のアリス」「ピーター・パン」「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」「ハリー・ポッター」などなど、世界的に有名なファンタジー作品の多くはイギリス生まれです。また、世界遺産として有名なストーン・ヘンジやミステリーサークルなどもイギリスには存在しています。
そんな幻想の国イギリスの、神秘的で不思議なパワースポットや、癒やしのアイテム&魔法のアイテムを売るショップなどをめぐる旅行コミックエッセイ『神秘なロンドンめぐり 英国スピリチュアル&パワースポット食べ歩き!』が、株式会社アスキー・メディアワークスより、2012年8月10日に発売されます。
本書は、漫画家、イラストレーター、そして英国文化研究家である木内麗子氏が、何度もイギリスへ渡り、執筆した作品です。木内氏が、イギリス在住のお友達と一緒に、実際に訪れたスピリチュアル&パワースポット、歴史のある建造物やお店などをたくさん紹介している、ひと味ちがった癒やし系旅行ルポコミックなのです。
イギリスには、紀元前2000年以上前からの遺跡が数多く存在しています。太古の謎の巨石群「ストーン・ヘンジ」、それよりさらに昔から存在するストーンサークル「エイブベリー」などです。本書では、それらをめぐる旅を、写真とコミックで疑似体験できます。
また、イギリスにある聖なる遺跡・教会などのスピリチュアルスポットを結ぶ線を、「レイライン」と呼ぶのをご存じでしょうか。 この、“大地のエネルギー”が流れていると言われる複数の「レイライン」の交差点となっている聖なる場所が「グラストンベリー・トア」です。本書では、多くの超常現象が報告されている丘である「グラストンベリー・トア」も訪問しています。その頂上に立つ聖なる教会を訪れたシーンは、とっても感動的です。
本書では、そうしたイギリス郊外の太古の神秘スポットを紹介するいっぽうで、ロンドン市内の神秘なスポットもたくさん紹介しています。
商店街のなかやちょっとした横丁に「占星術専門店」や「魔法グッズ専門店」が存在しているのが、いかにも歴史と文化の国イギリスらしいのです。本書では、「占いもやっているケーキ屋さん」「魔法の杖も売っている英国最古のスピリチュアル専門店」など、魅力的なお店を続々と紹介していきます。さらには、旅先でのガイドブックとしても役立つよう、お店の住所やアクセス地図も掲載してあります(タクシーの運転手に見せましょう)。
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