ベンチマークで検証
Power Media Dock接続でパワーアップ
次に、VAIO Zのベンチマーク結果をご覧いただこう。今回は、本体のみ場合とPower Media Dock接続時の場合の2つのケースでそれぞれベンチマークを行なっている。なお、試用機のスペックは以下のとおり。
試用機の主なスペック | |
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製品名 | VAIO Z(グロッシープレミアムカーボン) |
型番 | SVZ1311AJ |
CPU | Intel Core i7-3612QM(2.10GHz) |
メインメモリー | 8GB |
ディスプレー(最大解像度) | 13.1型ワイド(1920×1080ドット)、RGBカバー率96%、低反射コート、LEDバックライト |
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、別売Power Media Dock接続時AMD Radeon 7670M(1GB) |
ストレージ | 第3世代SSD RAID 512GB(256GB×2) |
光学式ドライブ | ―(別売 別売Power Media Dock「VGP-PRZ20A/B」接続時Blu-ray Discドライブ) |
OS | Windows 7 Ultimate SP1(64bit) |
まずは、Windows 7の快適さの指針となる「Windows エクスペリエンスインデックス」のスコアから。
本体のみの場合とPower Media Dock接続時では、「グラフィックス」と「ゲーム用グラフィックス」のスコアが「6.5」から「6.8」に上昇している。「CPU」は「7.5」、「メモリー」も「7.7」と非常に高い値だ。なかでも「プライマリーハードディスク」は、Windows エクスペリエンスインデックスの最高値である「7.9」を叩き出している。VAIO Zの基本性能の高さがうかがえる。
マシンの3D性能を計測する「3DMark Vantage」では、非接続時で「3889」、接続時で「5338」という結果となった。CPUのスコアはほぼ変わらないので、Power Media Dockを接続することで約3割ほど性能が向上していると見られる。
PC全体の性能を測る「PCMark Vantage」では、本体のみで「17479」、Power Media Dock接続時で「18070」という結果に。接続時と非接続時のどちらも、非常に高いスコアとなったことが分かるはずだ。
「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」で解像度を1280×720ドットに設定したとき、本体のみ場合は「3253」、接続時で「4355」という結果に。VAIO Z本体のみでも十分快適に遊べるが、高解像度でストレスなくプレーするならPower Media Dockの接続をオススメしたい。
ベンチマークの結果からも分かるとおり、全部入りの状態ではVAIO Zの基本性能は非常に高い。ネット閲覧や文書作成はもちろん、動画の編集や最新3Dゲームもストレスなく楽しめるだろう。