Ultrabookのお供に買いたいポータブルBDドライブ「BDR-XD04R/W/BK」
2012年07月06日 11時00分更新
目的別のソフトでUltrabookと
BDメディアを有効活用
UltrabookとBDメディアを購入したら、様々なデータやシステムのバックアップを取る用途に使いこなしたい人もいるだろう。ここでは、BDメディアの大容量を有効活用してシステム全体のバックアップを取る方法と、職場と自宅のような日常的なデータのやりとり用にBDメディアを使う2通りの方法を紹介していこう。
Windows 7の標準機能でシステム全体をバックアップ
まず、システムのバックアップにはWindows 7標準で「システムイメージの保存」という機能が用意されている。これはシステムの安定している状態のHDDをそのままディスク化しておき、トラブルが起きた際に丸ごと書き戻すことによって、復元を可能にする方法だ。
今回、富士通のUltrabook「LIFEBOOK UH75/H」で「システムイメージの保存」を実行したところ、システムドライブであるCドライブとシステムパーティションの合計で34GBでバックアップ可能だった。2層50GBのBD-REメディアを用意しておけば全体を1枚のディスクに保存可能な上に、BD-REメディアなら上書きして定期的な更新も可能だ。
バックアップには数時間かかることになるので、月に一度のように定期的に更新するように決めておくのがオススメだ。なお、同時にシステム修復ディスクを作成しておくことにより、Windowsが起動しなくなった時にもディスクから復帰が可能になるのだ。
BunBackupでドライブと
ディスクの中身をミラーリング
パイオニアの「BDR-XD04」パッケージには「PowerBackup」というソフトが付属しているが、よりカジュアルなデータの同期が目的の場合は、データを圧縮せずミラーリングのみを使うフリーソフトを活用したい。今回はNagatsuki氏による「BunBackup」によって、仕事用フォルダーの中身を簡単にミラーリングできる環境を整えた。
ポイントはBD-REメディアを用意して頻繁に書き込み可能にすることで、一枚のディスクを繰り返し利用する設定で行っている。ファイルシステムには今回は「UDF 2.5」の設定にしており、Windowsからそのままディスクに書き込み可能な設定で利用した。
「BunBackup」のソフトを起動したら「環境設定」からミラーリングのみを行うようにしておき、バックアップしたい「仕事用フォルダー」を選択、バックアップ対象に選択して条件を保存、あとは「バックアップ開始」を選択することで自動的に最新の情報のみを持ち歩ける。Ultrabookだけでなく職場などのPCにも同様の環境を用意しておければ、データの持ち歩きも容易になることだろう。
これはBDメディアを使ってUltrabookと職場などのPCを連携させる最もシンプルな方法なので、定期的にデータを保存し世代管理も行なうような用途では付属の「PowerBackup」を使うようにしてほしい。
動画再生だけでなくデータ保存メディアとしても優秀
UltrabookにBDドライブは欠かせない!
以上、UltrabookにBDドライブを買い足せば、BD映画の再生は勿論、ビジネスのデータバックアップにも役立つ周辺機器になる。この夏のUltrabookの買い換えの際には、パイオニアのBDドライブ「BDR-XD04」の購入予算を忘れずに用意しておこう。
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