前回に引き続き、Windowsが動作し、タッチパネルを備えたPC製品を紹介していく。Windowsマシンの世界では、古くからデジタイザーを備えたタブレットPCというジャンルがあり、現在では“スレートPC”などと呼ばれることが多い。
スレートPCは片手で持ってもそれほど負担のない、1kg程度の重量で画面サイズも10インチより小型というものが多く、さらに熱設計などの問題もあり、Atomなど低消費電力のCPUを採用しているケースが大半。実際に製品化された際のWindows 8がどの程度の負荷になるのかは未知数という面もあるが、ことWindows 7に関してはスペック(やレスポンス)に多少の制限はあるものの、ほぼフル機能を利用できるという状況になっている。
1kg程度のタブレットというとAndroidを採用した製品が増えている。しかし、企業内での導入を考えると、セキュリティーポリシーを満たせなかったり、既存の業務用アプリケーションを動作させられないといった問題があり、Windowsが必須という状況もあるようだ。そのため、スレートPCは個人向けというよりは法人向けの製品というイメージが強いかもしれない。とはいえ多くは個人でも直販サイトなどを通じて購入可能で、一般的なノートパソコンにはない小型軽量といった特徴もある。
上記の事情から、ここで紹介する製品は、必ずしもWindows 8に備えるPCと言えない面があるが、タッチパネル搭載PCがいまどんな状況になっているかを知るという意味を込めて、数機種を紹介しておこう。
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