ビデオリサーチは4月20日、衣料品系オンラインショッピングサイトの成長を受け、衣料品を購入する際のプロセスについて、ACR調査とWEB調査を組み合わせて考察し、その結果を発表した。
ACRによると、ネット通販利用経験率は年々増加し、2011年度は4割近くになった。ターゲット別では、女性の伸びが著しく、特に30代では6割以上が利用している。
2011年のネット通販の購入品ベスト5は、1位「衣料品」(41.5%)、2位「書籍」(32.8%)、3位「生活雑貨(31.9%)、4位「食料品/飲料」(29.3%)、5位「旅行/ホテル・旅館の予約」(29.3%)。全体をみると、長年1位の座をキープしていた「書籍」を抜き、「衣料品」が購入品トップとなった。「生活雑貨」や「食料品/飲料」も伸びている。
また、衣料品購入場所では「店舗の店頭」(76.4%)、「ネット通販」(21.0%)、「カタログ・雑誌などの通販」(2.6%)。購入金額を比較すると、概ねネット通販のほうが低いものの、Tシャツやボトムはネット通販での購入金額の平均が店舗購入の平均金額を上回っているものもあった。
調査方法はインターネット調査。調査期間は2月17日から29日。調査対象は16歳以上の同社登録調査モニター4342人。