電通総研は4月10日、「シニア層のインターネット利用に関する調査」を行い、その結果を発表した。
調査結果によると、使用機器にかかわらず、何らかの形でインターネット利用をしている人の割合は60代で57.0%(全国平均)に達し、2000年(4.5%)、2005年(25.0%)、2010年(48.8%)と年々増加傾向にある。70代においても、2012年のネット利用率は23.3%に達している。
大都市(東京都区部を含む100万人以上の市)のネット利用率は、60代が70.2%で70代は26.3%と全国平均を上回り、人口の少ない都市になるほど利用率が低い結果になった。”ネット利用を始めて良かったこと”については「友人・知人とのコミュニケーションが増えた」が、60~70代全体で55.7%と最も多かった。
また、フィールド実験調査から、PCやネットの経験がないシニアも、適切な手法を用いれば、1年でネットショッピングやソーシャルメディアまでをも使いこなすことが分かった。