16日の朝、銀座アップルストアの前に長蛇の列ができた。目当ては新しい「iPad」。深夜の最低気温は3度という極寒の中、8時時点でおよそ450人以上が手をこすりながら発売のカウントダウンに立ち会った。行列の最後尾までは約150メートル。銀座・中央通りが人で埋まった。
いつにも増してすさまじい行列のアップルストア銀座店。朝6時時点で250人程度だったのが始発で200人以上がどっと増えたのだそう。列の進みが早かったのは4Gモデルとのこと
列の先頭にいた男性。36時間前から並んでいたという
列の先頭にいたのは、36時間前から並んでいたという男性。iPad 2の行列にも並び、そのときは14番目だったとか。
新しいiPadに期待しているものは「Retinaディスプレイの美しさ」で、何をして遊びたいかという質問には「グラフィックを使ったゲームをやらせてみたいですね」と答えていた。
購入したのは最も安価な16GBのWi-Fiモデル。「iPad 2を使っていて、そのモデルが妥当だと思った」とのことだ。
新しいiPadは既に予約だけで12万台、アナリストによる販売台数予測は6560万台という異例の人気機種。アップルの株価は一時600ドル台と、昨月から100ドル増の数値にまで上昇した。新しいiPad、ひいてはアップルへの期待の高まりがうかがわれる。
行列ははるばる松屋前の銀座二丁目交差点を超えて延びていく。Tail end(最後尾)からはアップルストアはまったく見えない
行列は150メートルにも及び、銀座三丁目~銀座二丁目の一区画が人人人で埋まった
アップルストアから配られる恒例の“おめざ”はミルクチョコと緑茶だった。体があたたまる
おなじ中央通り沿いにあるソフトバンク銀座店でもやはり長い長い列が
さっそく店内でiPadを試す人々。このチャンスにとiPhone 4S+iPadのセット買いをする人もチラホラ見かけた
ちなみに16日は“世界一のユニクロ”ことユニクロ銀座店(やはり中央通り沿い)のオープンも重なっていた。人気ブランドUNDERCOVERとのコラボレーションが話題を呼び、こちらにも行列が。さらに同じく人気ブランドComme de Garconのコンセプトストア・ドーバーストリートマーケット ギンザのオープンも重なり、そちらも200人を超える人々が行列を作ったとのこと