「弥生会計 12」は所得税確定申告書の第三表、第四表への対応も
外部の確認先紹介も!「弥生12シリーズ」はサポート拡充
11月1日、弥生は中小企業や個人事業主向けの会計・業務ソフトウェア「弥生シリーズ」の新製品を12月2日に発売すると発表した。
発売するのは、「弥生会計 12」「弥生販売 12」「弥生給与 12」「弥生顧客 12」「やよいの青色申告 12」「やよいの給与計算12」の6製品。
弥生会計 12と弥生販売 12は、これまで別途用意する必要のあった所得税確定申告書の第三表、第四表について、後日提供の「平成23年度確定申告モジュール」により作成に対応する。これにより、不動産や株式の譲渡による所得があるユーザーや損失を繰り越すユーザーも、まとめて申告書の作成が可能になるという。
弥生給与 12とやよいの給与計算 12では、給与担当者のもっとも大きな負担という年末調整業務をサポートするために、年末調整機能が刷新される。年に一度の年末調整業務に慣れていない担当者や手順を忘れてしまった担当者でも、必要な業務の流れや一連の処理がどこまで進んだのかが一目でわかる年末調整業務のポータル画面を新たに搭載。年末調整に必要な申告書を、すべてこのポータル画面からアクセスできるようになった。さらに、申告書の入力画面が実際の申告書と同じデザインとなり、初めて年末調整業務を行なう担当者でも、操作や入力に迷うことなく簡単にできるという。
弥生販売 12は、今年7月に発売した「やよいの見積・納品・請求書 11」の中でも、特に好評な「帳票レイアウト編集」機能が搭載される。帳票そのままの編集画面でレイアウト変更が可能なため、背景色や罫線スタイルの設定など、より細かな点まで誰でも直感的にカスタマイズできる。
これら弥生12シリーズでは、サポートサービスも拡充する。「あんしん保守サポート トータルプラン」で提供する「業務ナビゲーションサービス」は、弥生カスタマーセンターでは対応できない経理や財務業務に関する問い合わせに対し、官公庁や公的機関など適切な確認先を紹介する。また、ユーザーからもっとも要望の多かった電話サポートの時間延長については、年末調整や確定申告の時期などには、通常時間より2時間長い午後7時半までのサポートを延長する。