インターネット通販大手の米アマゾン・ドット・コムが、日本で電子書籍事業に参入することが20日、複数の関係者の話で分かった。
中堅出版社のPHP研究所(京都市)と書籍の提供で合意し、すでに1000冊分の電子書籍の提供を受けたほか、小学館や新潮社などの出版大手とも価格設定などで交渉を始めている模様。
年内にも日本語の電子書籍を販売する専用サイトを開設し、スマートフォン(多機能携帯電話)などに配信。自社の電子書籍端末「キンドル」の投入も検討している。日本での電子書籍事業の参入について、アマゾンジャパンの広報は「一切コメントできない」としている。