レノボ・ジャパンから、Android OSを搭載した法人向けタブレットPC「ThinkPad Tablet」が登場した。ThinkPadシリーズ初となるAndroid搭載端末で、OSのバージョンは3.1。ThinkPad譲りの堅牢製と、法人導入で重視される、セキュリティーポリシーへも柔軟に対応できるよう工夫されている。
製品は3モデル。共通する仕様は、CPUにNVIDIAのTegra2(1.0GHz)、メモリー1GB、1280×800ドットの10.1型IPS液晶を搭載する点など。インターフェース類は豊富で、MiniHDMI出力(1920×1080ドット出力対応)、USB 2.0×1、MicroUSB×1、メディアカードリーダー、Bluetooth 3.0のほか、GPSや加速度センサー、光センサー、IEEE 802.11b/g/nなども備えている。
モデルごとに異なるのは、内蔵フラッシュメモリーの容量。16GB/32GB/64GBを用意する。価格はそれぞれ4万7040円、5万8065円、6万5940円となっている(10月20日現在)。なお、16GBモデルには標準でタブレットペンが付属しない。
ハードウェア面での魅力はもちろんだが、周辺機器として外付けキーボードやマウスも用意されている点も特徴。企業への導入時は、本製品をタッチ操作のタブレット端末としてだけでなく、リモートデスクトップ端末やシンクライアント端末として使い、Windowsのデスクトップを操作するケースがあるためだという。このあたりは後編で検証していく。