今や家庭のテレビ録画機の主流となったBDレコーダーは録画予約や再生、ダビングといった基本機能も成熟段階にあり、ネットワーク機能による動画配信サービスへの対応や家庭内でのネットワーク配信、スマートフォンによるリモート操作など、先進的な機能を備えてきている。
そこで今回は、ある意味“次世代のBDレコ”と言っても過言ではないソニーの「BDZ-SKP75」(10月22日発売、実売予想価格約11万円前後)をベースに、ちょっと趣向を変えて筆者が生徒となり、ソニーのBDレコーダー開発陣に最新BDレコがどれだけ進化しているかを教えてもらうことにした。
スカパー! HDの録画が断然快適!!
欲しい機能をすべて備えた「ソニー BDZ-SKP75」
まず、BDZ-SKP75の概要を説明しよう。スカパー! HDチューナーを搭載していることのほか、USB HDDの追加、高画質回路「CREAS4」搭載で3D映像でも超解像技術をはじめとする高画質化が適用できる点など、最新モデルの新機能をきちんと備えている。
スカパー! HDチューナー搭載ということで、すでに契約しているか、契約を検討している人のためだけのモデルと思われがちだが、実はシリーズ全体を見ても本機のコストパフォーマンスは優れている。
ソニーのBDレコのラインナップは、価格がお手頃な500GB HDD内蔵モデルが4機種あるが、そのうち外付けHDDの追加に対応しているのはBDZ-SKP75だけだ。例えば、トリプルチューナー搭載の500GB HDDモデル「BDZ-AT770T」の予想実売価格10万円前後と比べると、BDZ-SKP75は同11万円前後と価格差はわずか。トリプルチューナーか、ダブルチューナー+スカパー! HDかの違いだけでなく、外付けHDDの追加ができることも考えると、本機はかなりお買い得だ。
このほか、「AVCHD Ver.2.0」にも対応し、3Dビデオカメラで撮影した3D映像(AVCHD 3D)、60p動画(AVCHD Progressive)、デジカメなどの3D静止画の取り込みや再生にも対応している。
もちろん、従来からあるDLNAサーバーなどのネットワーク機能も含め、省略された機能はなく、ソニーの最新BDレコにスカパー! HDチューナーが内蔵されたモデルと考えていいだろう。
この連載の記事
-
第7回
AV
こんなに進化していた! 高音質なPC用スピーカー(後編) -
第6回
AV
こんなに進化していた! 高音質なPC用スピーカー(前編) -
第5回
AV
屋外で高音質に音楽を聴けるヘッドフォンはどれですか!? -
第4回
AV
スカパー! HD内蔵のBDレコはこんなに凄い(後編) -
第2回
AV
心揺さぶる重低音の迫力! 3D時代のサラウンドを体験 -
第1回
AV
現代の3Dテレビの迫力はそんなに凄いのか? -
AV
あなたの知らない最新AVの世界 - この連載の一覧へ