Facebookのいいね!ボタンやTweetボタンを設置するサイトが増えています。しかし、ボタンをクリックしてもらうことがゴールになり、ユーザーやサイトにとっての本来のゴールを忘れてしまってはいないでしょうか? ソーシャル系ボタンのクリックだけをゴールにしてしまうと、刺激的なタイトルや賛否両論のあるテーマ設定に偏ってしまい、本来の対象ユーザーとは異なるユーザーが一時的に増えるだけで長期的にはあまり効果がなかった、ということもあります。
Facebookが無料で提供している解析機能「インサイト」(Insights)を導入しても、分かるのは次のようなデータのみです。
- いいね!ボタンがクリックされた回数
- Facebook上で見られたインプレッション数
- クリックされてサイトを訪問した回数
これだけではサイト全体のソーシャル効果(共有された回数と増えたトラフィック)が分かるだけで、サイトのゴール達成に貢献しているかどうかは分かりません。
「ソーシャルメディアは対話が重要なので直接的なコンバージョンをKPIにするのは不適切」という考え方もありますが、長期的・間接的な効果が分かるのなら、把握はしておきたいところです。
実は、実装を少し工夫すれば長期的・間接的な効果を調べられます。そこで、今回はGoogle Analyticsをカスタム実装することで、いいね!ボタンの長期的・間接的な効果と貢献度を調べる方法について紹介します。