富士通の「LIFEBOOK NH90/DN」は、17.3型フルHDの大画面ディスプレー(解像度1920×1080ドット)、さらに第2世代Core i7/i5を搭載したハイエンドモデルだ。最大の特徴は、GPUにNVIDIA Quadro 3000M(2GB)を搭載している点。家庭利用だけでなく、CADや3D制作などにも威力を発揮するハイパワーなノートなのだ。
高級感のあるボディデザインと
目にやさしいノングレアディスプレー
まずは外観を見てみよう。LIFEBOOK NH90/DNに用意されているボディーカラーは、シャンパンゴールド1種類のみ。画像で見ると少しハデなように思えるが、表面につや消し加工が施されているため、実際には比較的落ち着いた印象だ。天板部分には「凹凸(おうとつ)加工」が施され、指紋が付きにくくなっている。
ディスプレーは17.3型と、ノートとしてはかなり大きい。現在の液晶一体型デスクトップは20〜22型が主流だが、ノートでありながらデスクトップに迫る大画面を実現しているといえる。液晶表面は映り込みの少ないノングレア加工だが、コントラストが低かったりくすんで見えるようなことはない。むしろ、よく見てみるまでノングレアであることに気が付かないぐらいである。
やや離れて映画などを鑑賞する場合は、よりコントラストが高く色も鮮明なグレア加工の液晶ディスプレーのほうが好ましい。しかし、何らかの業務などで長時間集中してディスプレーを見続けるのであれば断然ノングレア加工をオススメしたい。周囲の光が映り込むことがなく、当然、眼にかかる負担も少ないためだ。
本体の大部分がシャンパンゴールドのデザインであるにもかかわらず、液晶周辺部分は黒でまとめられているのも、眼への負担を軽減するためだろう。このあたりの配慮がまさに「メイド・イン・ジャパン」といったところである。