カカクコムは6月7日、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」が実施したユーザーへの意識調査「第52回調査 夏のボーナス-支給額は?使い道は?-」の結果を発表した。
夏のボーナスの推定支給額は全体平均で54.2万円となり、3年ぶりに昨年比で上昇に転じた。ここに来てようやく景気の底入れ感が出てきたように思えるが、3月に発生した東日本大震災による影響はほとんど反映されておらず、冬のボーナスから影響が出ると思われる。
こうした状況の中で、一般的な消費行動にかける金額は昨夏より減少。旅行などへの消費金額は増加したが、商品購入に対する金額が減ったことで、ボーナス商戦に力を入れている量販店やメーカーにとっては、この夏も厳しい戦いを強いられそうだ。
ただし、「節電」に関連したエアコンなどの需要は上昇。消費者の節電意識が高まり、この夏はエアコンや冷蔵庫などの生活家電が注目されるボーナス商戦となりそうだ。
調査方法はサイト「価格.com」でのウェブアンケート調査。回答者数は8709人。調査期間は2011年5月10日~16日。